舞台公演『おしもはん』によせて


祭りにおいて、カミサマを迎え、もてなし、送り出すのに似て

人もまた、この世に迎えられ、もてなされ、送り出される

 

公演のテーマになるのは、普段ちょっと口にしにくい「しも」の話。

それはいつもそばにあって、ちょっと厄介なこともありますが、

そこからコミュニケーションや食、性や生命、死、

いろんなことを考えさせられることがらです。


この作品「おしもはん」では、

おむつなし育児研究家、助産師、介護経験者とアーティストが

くらしの中で体験し、感じたことを語り合い、

創作したダンスやパフォーマンスを軸に、

言葉だけではこぼれ落ちてしまう

からだの豊かさをひらいてみたいと思います。

そこに、人それぞれの「生」に向き合う、

智慧や工夫が読み取れるのかもしれません。


ダンスあり、芝居あり、歌あり、

おまつりのような舞台です。

かつて子どもだった人、これから大きくなる人

「おしもはん」の一生をどうぞお楽しみください。

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